ADO.NETの基本的なコード：「非接続型アクセス」の接続とデータ更新

ADO.NETの「非接続型アクセス」のデータベースへの接続と、データ更新についての基本的なコードの例をあげておきます。

「非接続型アクセス」の場合のデータ更新は、
DataSet→DataAdapter→データソース
の方向で反映されます。
実際にはDataSetに対してデータ更新を行った後、DataAdapterのUpdateメソッドを実行するとデータソースへの反映が適切に行われます。

　　Dim ds As New DataSet()
　　Dim adapter As New SqlClient.SqlDataAdapter("SELECT title, type FROM titles", myConStr)　'データソースに接続するDataAdapterを生成する
　　'myConStrはSQLServerへの接続文字列
　　Dim cmdBuilder As New SqlClient.CommandBuilder(adapter)　'Select文を元に更新用のUpdate文を自動生成

　　adapter.Fill(ds, "titles")

取得したDataSetを更新するには

　　ds.Tables("titles").Rows(0)("title") = "VB.NETde業務アプリ"

とする。
またDataSetは更新する前の値も保持できる。

　　ds.Tables("titles").Rows(0)("title", DataRowVersion.Original)

で更新前のデータが、

　　ds.Tables("titles").Rows(0)("title", DataRowVersion.Current)

で現在の値が取得できる。

DataSetに対して行った更新をデータソースに適用するには

　　adapter.Update(ds, "titles")

とする。